9.01.2017

チトラールで束の間の休息。





チトラールのホテル・アルファルークは本当に居心地が良かった。


Rs600と安いのに部屋はそこそこ綺麗でWi-fiはサクサク、
気持ちの良いバルコニーやテラスがあって
オーナーやスタッフもとっても親切。
おまけに暇そうにしてると「カワ飲まない?」と誘ってくれるし
夕食は、オーナーのお母さんが作る超美味しい料理を食べさせてもらえる。



1,2泊のつもりが、気づけば最終的には4泊することに。


チトラールの街も、大きすぎず小さすぎず
ちょうどいい大きさで、穏やかな雰囲気がとても好き。
晴天率が高く乾燥してるので、洗濯物もすぐに乾くのが有難い。


ただ、ペシャワールほどではないけれど宗教的に保守的な地域ではあるようで
街にはほとんど歩いている女性を見かけないし
見かけたとしても目以外の全てを覆っているのが基本。

布屋さんでシャルカールカミーズの布を選んでいた時も
買いに来るの他のお客さんはみんな男性で
女性は夫が選んだ服を着るのが普通みたい。

着る服も自分で選べないというのはちょっとな。
う~ん、、色々考えさせられてしまう。


そんなわけでチトラールでは、女性とはほとんど話が出来なかったのだけど
ここで出会った男性たちは、超好印象!
フンザのようにやたらめったら話しかけてこないし
下心を持って近づいてくるような輩もいない。笑
(フンザは観光地なので、外国人慣れしてる人が中にはいる)
でも、困ったことがあって助けを求めると
必ず親切に、手を差し伸べてくれる。
高潔な、ムスリム男ばかりで気持ちが良い。
紳士的で誠実で、実に居心地が良かった。




カラーシャから帰ってきて
チトラール滞在3日目にして、私たちは自由を謳歌できるようになっていた。
カラーシャから帰ってきて私たちにつくことになったポリスは
なぜだかホテルにあまりいなくて、出歩きたい時に出歩くことができなかった。

「ちょっと散歩してきたいんだけど」って宿の人に言うと
なんと「一人で行ってもいいよ」と言ってくれた。
街を歩いているとかなりたくさんポリスに会うのだけど、
一人で歩いていても、ほとんどはスルー。
一度だけ「君のセキュリティは?」と聞かれたけれど
「少し散歩をしているだけです。私は一人で出歩くことを許されました」
って言ったら、そうなんだ、ってニコっと笑ってスルーしてくれた。



チトラールの目玉、玉ねぎ型のモスク。

シャーヒーモスク。



チトラールには、美味しいものがたくさん。
カレーの味はマイルドで優しいし
ピラフのようなものも美味。
パコーリなど屋台で売ってるものも辛くなくて優しい味がするし
キンキンに冷えた飲み物や、アイスクリームだって手に入る。


フレッシュマンゴーのアイスクリーム。


そして、カワ屋さんで美味しいカワが飲める。



カワ屋のおじいちゃん。



フンザ同様、ドライフルーツ天国でもある。

美味しいものを食べて
ちょこっと街を散策して
ホテルの3階で涼しい風を感じながら
のんびり街を眺めている時間が最高に幸せだった。




Y.

2017.8.20
Chitral PAKISTAN




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P.s.
チトラールを去ってから、
近郊にガラムチャシマという手工芸の盛んな
ヒストリカルな場所があったということを知った。
フンザで売られている多くのアフガンスタイルの
ミラーワークや刺繍小物が、この地域でくるられているということを知った。
また、行きたい場所が増えてしまった。

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