この日は朝から、
ここルンブール谷に嫁ぎ、
約30年住んでいるという日本人女性・わだ晶子さんに会うことができた。
晶子さんと一緒に、犬の散歩へ。
一緒に上流の方まで歩いて行った。
ここまで来ると、もうアフガンの山まで十数キロ。
気持ちがよくて素晴らしい場所。
話を聞いて驚いたのだけど、
30年ここで暮らしていて、もはやローカル同然の晶子さんにも
数年前から警護ポリスがつくことになっているらしい。
つくのはカラーシャ出身の、自分の親戚のポリスなので
そこまで気にならないとのことだけど・・ちょっと驚き。
お散歩のあとは宿に戻り
くるみの入ったローカルのパンとヤギのチーズをいただく。
余計なものを何も使っていない、シンプルで優しい味。
朝食の後は、少しの間晶子さんの家を訪問させていただいた。
ルンブールのメインとなるバラングル村の一角に晶子さんの家はあり
木々に囲まれた涼しく気持ちいい庭のある素晴らしい場所だった。
なんだか、魔女の宅急便のキキの故郷の家のような感じ。
晶子さんがルンブールでしているクラフト活動の一部を見せていただいた。
色々あって最近は小規模活動にしているとのことで数は多くなかったが
可愛らしい作品を見せていただけた。
カラーシャの伝統的な手織りや刺繍の手法を使い
カラーシャらしい神聖なヤギのモチーフや古くから衣装に施されてきたデザインを生かして
長期旅行者でも持ち運びやすい小物などがたくさん。
カラーシャの伝統的な手織りや刺繍は
年々できる人が少なくなっているらしく
その伝統を繋いで行くためにも、クラフト活動はこれからも続けていきたいとのことだった。
私も、カラフルで可愛いペンケースとコースターをお土産に購入。
これを使う度にカラーシャのことを思い出し
懐かしく幸せな気持ちになれることだろう。
晶子さんは、カラーシャに暮らしてきた30年の間
自ら様々な支援を行ったきた方。
自ら様々な支援を行ったきた方。
橋を作ったり、水力発電所を作ったり、その活動は多岐に渡る。
現在では様々な国から援助が入るようになり
かなり楽に豊かな生活が手に入る人が増えてきているとのこと。
でもその一方で、援助に頼るようになり
自分たち自身の力で村を活性化させて行くという意識が薄れ
昔とはだいぶ暮らしが変わってきたのも事実だと。
もし今後援助がなくなってしまったらどうなることかと
晶子さんはカラーシャの今後について危惧されていた。
短い間ではあったが、晶子さんと話をすることができ
カラーシャの今のことを聞けてよかった。
急な訪問にもかかわらず、快く受け入れて
色々と案内してくれた晶子さんには本当に感謝している。
※晶子さんは、カラーシャについて紹介した自身のウェブサイトを持っていて
定期的にブログも更新されているので、
:
昼12時くらいから、お祭りスタート!
カラーシャには、四季折々にいろんなお祭りがあって
中でも有名なのは、春の大祭ジョシ(5月)、
2週間にわたって行事が続く冬の大祭チョウモス(12月)、
そして、今回参加するウチャオ(8月)。
ウチャオは収穫の季節を告げるお祭り。
12時くらいに、高台にあるお祭りの広場に到着すると
既にたくさんのカラーシャの人々や観光客が集まり
歌や踊りを楽しんでいた。
私も、カラーシャの女性に混じって、一緒にダンスを楽しむ。
カラーシャのダンスは3つくらいのレパートリーがあるけどとっても単純で
大人数で肩を組んで足を交差させながら横に進んで行くのと
数人で肩を組んで左右に2回ずつくるくるまわるのと
何やら合言葉を言いながら数人で肩を組んで二人三脚のように前に走って行くのの3つ。
基本は男性は男性同士、女性は女性同士でグループを組んでいるけれど
中には男女混ざっているグループもあったり。
カラーシャはムスリムではないので、
男女の壁はなく自由に会話や交流を楽しんでいる感じだった。
ちなみに、ムスリムだとこのダンスには参加できないらしい。
ダンスの合間には、おじいさんたちの物語風の歌の時間があったり
ダンスを楽しんでいる、わだ晶子さん。
それでは以下、
お祭りの様子を写真で。
お祭りで撮影した、子どもたち。
盛大に盛り上がっているお祭りに参加できて、良かった。
Y.
2017.8.22
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