今日は、居心地の良かったチトラールを離れ、
マスツージへと向かう。
北西辺境州のチトラールとノーザンエリアのギルギットを結ぶ
シャンドゥール峠越えの旅の始まり。
マスツージ行きのジープが発着するのは
カラーシャ行きとは反対側、
チトラール北側のバスステーションとなる。
朝9時半頃、乗り合いジープに乗り、チトラールを出発。
ピンディーからチトラールまで共に移動してきたタカさんは
私が2度目のルンブールに行っている間にピンディーへと出発したので
ここからは完全に一人での移動となる・・
と思いきや、アルファルークホテルで一緒だったイタリア人女性のナディアも一緒に行くことに。
ここまで一緒に移動してきたタカさんは、
本当に考えが似ていて、久しぶりにこんなに気の合う人に会ったなあ、という感じ。
タカさんは、私が今一番行きたいけど一歩を踏み出せないでいる、
お隣のあの国へと行くようです。
ちなみに、今では大変困難になってしまったあの国のビザ取得が
現在唯一できる(と思われる)場所は、パキスタンのイスラマバードのようです。
本当に、今から感想を聞くのが楽しみで仕方ない。
安全に、楽しい旅をしてきてほしい、と心から願う。
どうやらポリスの外国人警護は、チトラール全エリアを出るまで続くらしく
ジープの運転手がポリスに電話して、結局ポリスも一緒に移動することに。
ただ今回はポリスカーごと出動してくれたので、バス代は余計に払わずに済んだ。
乗り合いジープを先導するポリスカー。
マスツージまでは約5時間。
途中のブニという町までは、舗装された道が続いているのだけど
そこから先は、断崖絶壁の間を走るかなり荒い道。
でもその分景色は壮大。
検問を3箇所ほどくぐり抜け、マスツージへ。
到着してすぐ、ナトコオフィスで翌日のギルギット行きのバスを予約。
そしてマスツージでも、外出時はポリスが同行することになるらしく
そのままポリスカーでPTCDモーテルに連れられた。
そこで値段を聞いてみると、なんとシングル3500ルピー、ツインだと4500とのこと。
マスツージには他にも中心地近くに安い宿があるようだったけど
すでに町からだいぶ離れたモーテルに来てしまっている。
今更戻るのも、という話になり、少し交渉して、
ナディアと2人でツインルームをシェアして3500ルピーで泊めてもらうことになった。
宿に荷物を置いてからは、
ナディアとポリスと3人でマスツージの村を散策に。
マスツージは、とっても小さな農村のよう。
シャンドゥール峠の手前の村というだけあって
壮大な山々が目の前に広がっている。
村は、のどかな景色。
のんびりお散歩するのがとても気持ちよかった。
あちこちでりんごの木や梨の木に実が成っている、りんご天国。
村を歩いていたら、りんごをたくさんおすそ分けしてもらった。
ここもまだチトラールに属するエリアなようで
西洋と東洋の血が混ざったような顔立ちの人が多く
子供たちは人懐っこい感じでとってもキュート。
そして、ここの人たちはチトラールよりも英語教育が進んでいるらしく
英語が話せる人が多い印象だった。
2泊くらい、のんびり子どもたちと遊んだりするのも良さそう。
基本宿ではひとりで居たい派なのだけど
ナディアはサバサバした大人のお姉さんという感じで
彼女とは一緒にいるのが全く苦じゃなかった。
私はけっこう出不精なので
多分ひとりだったらこんな日は面倒くさがって村歩きせず
宿でのんびり過ごしでいただろう。笑
ナディアのおかげで外に出て、村歩きを楽しめたのでよかった。
Y.
2017.8.24
Mastuj PAKISTAN
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