5.15.2017

フンザでウルドゥー語講座。

2017.03.06
この辺りから数日間のメモが
ほぼ一言日記のようになっている…。
ので、ブログも簡単に、思い出せる範囲で。笑


“フンザに行ったら、ポストカードを送ってよ”
と友人からリクエストがあったので
今日はお土産屋さんでポストカードを買って
友人や家族に向けてたくさんメッセージを書きました。



カリマバードに一軒ある小さなポストオフィスに持っていき



切手を貼ってもらったら完了。一か所につきRs40。安い!

※実家には、この10日後に届いたと連絡がありました。
パキスタンの辺境からの便りがこんなに早く届くとは、驚き。


この時期は外のレストランがあまり開いていないようだったので
ご飯は基本宿で食べていたのだけど
今日は王さんと、地元民に人気のレインボーホテルというレストランで昼食。

ベジタブルカレーを美味しくいただきました。



カレーは大体、ナンと生野菜と3点セットで出てきます。
このカレーがマイルドで、美味しいんだなぁ。
パキスタンのごはんについてはまた別の記事で書きたいと思います♪


宿のレセプションでのんびり本を読んでいたら
暇そうなコックのアバースがやって来て
急に、本日のウルドゥー語講座が始まりました。

しかしこのウルドゥー語講座、なかなか先に進みません。笑
何せ、それぞれウルドゥー語と日本語が母語のふたりが
英語を使ってレッスンをするのだから。笑
アバースも私も英語がスラスラ喋れるワケでもなく。
日本語で書かれたウルドゥーの語学本でも読めば一発でわかりそうなことを
何分もかかってようやく理解して行きます。

でもアバースは冗談が好きなお茶目なおじさんで
ちょくちょくジョークを挟んでは笑わせてくれます。
あーでもないこーでもないと言いあい時にはふざけたりして
一向に先に進まないウルドゥーレッスンだけど
この時間がすごく好きだったりする。

宿には他にもオーナーの親戚や友達などたくさんの人が出入りしているので
他の人も「君がウルドゥーを話せるようになってくれたら嬉しいから」
と、一緒になって教えてくれるのだけど
人が増えればさらに冗談が飛び交うようになりレッスンは進まない。笑
でもとても楽しく幸せな時間。

それに、彼らのおかげで簡単な挨拶くらいは言えるようになって来た。
ウルドゥー語が話せれば、英語があまり通じないフンザの女性たちや高齢の方とも会話できるようになる。
パキスタンはもちろん、お隣インドでも通用する。
※ウルドゥー語の文法は、ヒンディー語と基本的に同じで、基礎語彙も共通。
違いは表記で、ウルドゥー語はアラビア文字、ヒンディー語はデーヴァナーガリー文字を使う。
また、ウルドゥー語は、アラビア語からの借用語が多い。
日本へ帰ったらちゃんと本を買って勉強しよう、
そう心に決めたのでした。

ただここでウルドゥーを学ぶ上で一つ厄介なことは、
フンザの人たちの母語はブルシャスキー語で、ウルドゥー語ではないこと。
ウルドゥーはパキスタンの国語なので、フンザの人たちもみんな話せるけど
彼らが日常で使うのはブルシャスキー語なのです。
ウルドゥー語とブルシャスキー語は、方言どころの違いではありません。
全く違う言語です。
なので、彼らの間に身を置いて普段から会話を聞いていたとしても、
ウルドゥー語の勉強にはならないのです。

パキスタンは多言語社会で、地域によって
パンジャービー語、シンディー語、パシュトゥー語、バローチ語など、
少数民族語も合わせると数十もの言語が使われています。
そんな多言語社会をつなぐことばが、ウルドゥー語なのです。
地域語はその場所でしか通用しないのに対し
ウルドゥー語がわかればパキスタンのどこに行っても通用するというワケなのです。

なので、私はまずウルドゥー語を勉強したいと思います!


コダー ハーフィズ! (さようなら)
フィルミレンゲ! (またね)



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